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防水工事はどこに頼む?専門業者・塗装店・リフォーム会社・HMの違いを施工管理8年が解説【2026年版】

防水工事はどこに頼むのが正解?防水専門業者・塗装店・リフォーム会社・工務店・ハウスメーカー・ホームセンターの違いと向き不向きを、ゼネコン施工管理8年・二級建築士が費用と品質の両面から比較します。

森田 健 二級建築士 監修

ゼネコン施工管理8年|二級建築士

・ 読了 約11分

※本記事はプロモーションを含みます。

防水工事を頼もうと思っても、「防水屋さんに直接?」「いつもの塗装店?」「大手リフォーム会社?」と、どの業種に依頼するかで費用も仕上がりも変わるのが実情です。同じ工事でも、頼む相手の業態によって中間マージンの有無・技術力・保証・対応スピードが大きく違います。

筆者はゼネコンで8年間、施工管理として多くの工事の発注・業者選定・見積もり調整に携わってきました。その経験から言えるのは、「安いから」「知っているから」だけで業者の業態を決めると、後悔につながりやすいということです。大事なのは、自分の工事内容に合った業態を選ぶことです。

📌 結論:防水単独なら「防水専門業者」、外壁塗装などと同時なら「リフォーム会社」、賃貸・分譲管理がからむなら「管理会社経由」が基本。ただし業態だけで決めず、必ず複数社の見積もりを同条件で比較して中身で判断するのが鉄則です。

この記事では、防水工事を頼める6つの業態の違い・費用感・向き不向きを整理し、あなたの状況に合った頼み先の選び方までを実務目線で解説します。


防水工事を頼める6つの業態と特徴

防水工事の依頼先は、大きく次の6つに分けられます。それぞれ得意分野・費用構造・保証が異なります。

業態特徴費用の傾向
防水専門業者防水だけを手がける職人・会社。技術力が高いことが多い中間マージンが少なく抑えやすい
塗装店(外壁塗装業者)塗装が本業。防水も扱うが下請けに出すことも塗装ついでなら効率的・防水単独だと割高なことも
リフォーム会社外壁・屋根など複数工事を一括対応上乗せされやすいが一括管理は楽
工務店地域密着で建物全般を相談できる中間マージンが乗ることがある
ハウスメーカー(建てた会社)自社建築の建物に詳しい・保証連動割高になりやすいが安心感は高い
ホームセンター・家電量販店窓口は店舗・実際の施工は提携業者中間マージン分やや高め

ポイントは、「窓口」と「実際に手を動かす職人」が同じとは限らないことです。リフォーム会社・塗装店・ホームセンターは、防水部分を専門業者に下請けに出すケースがあり、その分の中間マージンが費用に乗ります。自社施工と下請け丸投げの違いは「防水工事は自社施工と下請け丸投げで何が違う?中間マージンと費用への影響を施工管理8年が解説【2026年版】」で詳しく解説しています。


業態別のメリット・デメリット

防水専門業者

メリット:防水の知識・経験が豊富で、下地の状態に応じた工法選定や細かい納まりの判断が的確。自社施工が多く、中間マージンが少ないため費用も抑えやすい傾向があります。

デメリット:外壁や屋根など他の工事は守備範囲外のことが多く、複数工事をまとめて頼みたい場合は窓口が分かれます。会社規模が小さいと、繁忙期は対応に時間がかかることもあります。

防水単独で、技術と費用のバランスを重視するなら第一候補になりやすい業態です。

塗装店(外壁塗装業者)

メリット:外壁塗装と一緒に防水も頼めば、足場を共有できて足場代が無駄になりません。塗装のついでに行うなら効率的です。足場代の考え方は「防水工事に足場代はいくらかかる?費用目安と「足場無料」の注意点を施工管理8年が解説」を参照してください。

デメリット:本業は塗装のため、防水を下請けに出す会社もあります。防水単独で頼むと割高になったり、専門性が物足りないこともあります。同時施工で足場代を共有する考え方は「防水工事に足場代はいくらかかる?費用目安と「足場無料」の注意点を施工管理8年が解説」も参考になります。

リフォーム会社

メリット:外壁・屋根・内装まで一括で相談でき、窓口が一本化されて管理が楽。大手なら保証やアフター対応の仕組みが整っていることが多いです。

デメリット:自社で防水職人を抱えていない場合、専門業者に下請けに出すため中間マージンが乗りやすく、費用は高めになりがちです。

工務店

メリット:地域密着で建物全般を相談でき、長く付き合えば家全体の事情を理解してもらえます。

デメリット:防水を外注することが多く、専門業者ほどの細かい工法判断は期待しにくい場合があります。

ハウスメーカー(建てた会社)

メリット:自社が建てた建物の構造・仕様を把握しており、建物の保証やアフターサービスと連動できる安心感があります。新築から年数が浅く保証が残っているなら、まず相談する価値があります。

デメリット:実際の施工は提携・下請け業者が行うことが多く、費用は割高になりやすい傾向があります。

ホームセンター・家電量販店

メリット:身近な店舗で気軽に相談でき、ポイントが付くこともあります。

デメリット:窓口は店舗、施工は提携業者という構造で中間マージンが乗ります。防水の専門的な提案は受けにくいことがあります。


状況別|あなたはどこに頼むべきか

業態の特徴を踏まえ、よくあるケース別に頼み先の考え方を整理します。

あなたの状況おすすめの頼み先
ベランダ・屋上の防水だけをしたい防水専門業者
外壁塗装と同時にやりたいリフォーム会社/塗装店(足場共有)
新築から年数が浅く保証が残っている建てたハウスメーカー・工務店にまず相談
賃貸・分譲マンションの専有/共用部管理会社・大家経由で確認
何が必要かまだ分からないまず複数社に現地調査・見積もりを依頼

賃貸・分譲の費用負担は勝手に進められないため、まず確認が必要です。費用負担の考え方は「賃貸の防水工事は誰が払う?大家・入居者の費用負担の考え方を施工管理8年が解説」、マンションの専有・共用部の区別は「マンションのベランダ防水は専有部?共用部?費用負担と勝手にできない理由を施工管理8年が解説」を確認してください。

「何が必要か分からない」段階なら、まず現地調査を受けて状況を把握するのが先決です。調査の流れは「防水工事の現地調査とは?無料・有料の違い・当日の流れ・見られる箇所を施工管理8年が解説【2026年版】」で解説しています。


業態よりも大事な「中身の見極め」

ここまで業態別の傾向を整理しましたが、「専門業者=必ず安くて上手い」「リフォーム会社=必ず高い」とは限りません。下請けに出す専門業者もあれば、自社に防水職人を抱える優良なリフォーム会社もあります。業態はあくまで出発点で、最後は1社ごとの中身で判断する必要があります。

見極めの軸は次のとおりです。

  • 自社施工か下請けか(中間マージンの有無)
  • 見積もりの内訳が明確か(一式見積もりは要注意)
  • 現地調査を丁寧にするか
  • 保証内容と保証年数
  • 施工実績・口コミ

一式見積もりの危うさは「【施工管理8年が解剖】防水工事の見積書|工法・単価・一式の罠を見抜く」、優良業者の見分け方の全体像は「防水工事の業者の選び方|失敗しないチェックリストと優良業者の見分け方を施工管理8年が解説【2026年版】」で詳しく整理しています。


複数の業態を同条件で比較するのが正解

頼み先を1つの業態に絞り込む前に、異なる業態を含めて複数社に同条件で見積もりを取るのが、適正価格と良い業者にたどり着く近道です。たとえば「防水専門業者1社+リフォーム会社1社」を比較すれば、価格差の理由や提案の違いが見えてきます。

ただし、各社バラバラの条件で取ると比較になりません。「同じ箇所・同じ希望」を伝えて条件を揃えることが重要です。揃え方は「防水工事の相見積もりの取り方|条件の揃え方と比較ポイント」を参考にしてください。

複数の業者へ条件を揃えて一度に依頼したい場合は、一括見積もりサービスを使うと手間が大きく減ります。

防水・外装工事の一括見積もり


よくある質問(FAQ)

Q. ハウスメーカーに頼むと高いと聞きますが、依頼するメリットはありますか? A. 自社が建てた建物の仕様を把握しており、保証やアフターサービスと連動できる安心感があります。とくに新築から年数が浅く保証が残っている場合は、まず相談する価値があります。費用面では割高になりやすいので、他業態の見積もりと比較して判断するのがおすすめです。

Q. 知り合いの塗装店に防水も頼んで大丈夫ですか? A. 外壁塗装と同時に行うなら足場を共有できて効率的です。ただし防水単独だと割高だったり下請けに出されることもあるため、内訳と施工体制を確認しましょう。

Q. ホームセンターの防水工事はどうですか? A. 窓口は店舗で、実際の施工は提携業者が行う構造です。気軽に相談できる反面、中間マージンが乗りやすく、専門的な提案は受けにくいことがあります。費用を抑えたいなら専門業者の見積もりと比べてみてください。

Q. 結局、一番安く頼める業態はどこですか? A. 一概には言えませんが、自社施工の防水専門業者は中間マージンが少なく抑えやすい傾向があります。ただし「専門業者=必ず安い」とは限らないため、業態で決めつけず複数社の見積もりを比較するのが確実です。

Q. 防水専門業者はどうやって探せばいいですか? A. インターネット検索・地域の口コミ・一括見積もりサービスなどがあります。複数社の現地調査・見積もりを比較し、対応の丁寧さや内訳の明確さで選ぶとよいでしょう。


まとめ

防水工事の頼み先は、業態によって費用構造も得意分野も異なります。

  • 防水だけなら防水専門業者(自社施工で中間マージンが少ない)
  • 外壁塗装と同時ならリフォーム会社・塗装店(足場を共有できる)
  • 保証が残る新築ならハウスメーカー・工務店にまず相談
  • 賃貸・分譲は管理会社・大家経由で確認
  • 業態はあくまで出発点。最後は自社施工か・内訳が明確か・保証はどうかを1社ごとに見極める
  • 異なる業態を含めて複数社を同条件で比較するのが、適正価格と良い業者への近道

「いつもの業者だから」「大手だから安心だから」で即決せず、まずは複数社に見積もりを取って中身を比べてください。それが、防水工事で後悔しない一番の方法です。

防水工事の見積もり、相場と比べていますか?

同じ防水工事でも業者によって数十万円変わります。相見積もりで複数社を比べるのが、損をしない一番の近道です。

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